北海道エコエネルギー技術協会

一般社団法人　北海道エコエネルギー技術協会

組織体制・理事長ご挨拶

地球温暖化防止対策が世界的に喫緊の課題となるなか、我が国においては一昨年3月に発生した東日本大震災を契機に、原子力発電所の長期稼動停止によって電力供給に関わる状況が一変し、エネルギーバランスが大きく様変わりしつつあります。こうした状況下、地球温暖化防止策の切り札と期待されていた再生可能エネルギーについては、昨年7月にスタートした固定買取精度に後押しされ、全国的に太陽光発電の導入が急速に進んでいます。特に、広大な事業用地が安価に確保できる本道は、メガソーラー（出力1,000kW以上）の立地が全国の約26％を占め、再生可能エネルギーのメッカとして全国的に注目されています。

しかし、住宅向けの家庭用太陽光発電システムについては依然として、訪問販売業者等による契約前のずさんな説明や容易なパネル設置工事などが後を絶たず、消費者トラブルも増加しています。
当協会は、前身の北海道太陽光発電システム技術協会を平成21年8月に設立して以来、積雪寒冷地において太陽光発電システムを適正に普及させていくため、北海道及び北東北地域に特有なスノーダクト屋根に対応した設計・施工方法の研究・開発を進めてまいりました。
大震災以降、再生可能エネルギーの取り組みが一層加速する状況下、太陽光発電システムの適正な普及に資する当協会の役割・責務は益々、重くなりつつあります。今後も有望市場を目される太陽光発電など再生可能エネルギー事業の健全な発展に向けて、北海道発の技術情報等を積極的に発信していく所存です。

北海道エコエネ工法の開発の普及

無落雪屋根に安心安全な太陽光パネルを

北海道特有の無落雪屋根に太陽光発電システムを載せる場合、今までは屋根板金にあなを開けて設置するのが主流でした。
しかし、雨漏りや冬期間の氷結、スガモリなどの問題が発生していました。
そこで、北海道特有の住宅にも安心して設置ができるよう、また、太陽光パネルを解体することなく屋根の葺き替えメンテナンスが
できるようにと開発したのが「北海道エコエネ工法」にもとづいた「北海道エコエネＰＶレール」です。

北海道の屋根に太陽光発電を安全・安心に取り付けるには屋根防水施工に対する専門的な知識や能力が必要です。
北海道エコエネルギー技術協会では、定期的に講習・研修会を行っております。
また、技術取得者の更新制度もあり、よりよい設置工法の技術共有に日々邁進しております。

北海道における自然エネルギーの普及を目指して

平成21年に任意団体としてスタートした北海道エコエネルギー技術協会は、広大な敷地と豊かな自然環境を活かしたエコエネルギーを普及すべく、
住宅関連各社により発足しました。太陽光及び他の自然エネルギーを活用した新・創エネルギー（水力、風力、地熱、廃熱、燃料電池など）による
発電・蓄電システムなどの設置技術の確立及び施工技術向上並びにその普及促進を行うことにより、地球環境と生活の向上に寄与することを目的と
して活動しております。
新・創エネルギーの設置や施工技術向上のため、北海道内の各関連企業・団体（ガス・石油会社、設計事務所、建築会社、ハウスメーカー、屋根工事会社、
設備工事会社、電気工事会社、太陽光パネルメーカー、部材メーカー、電材卸商社、住設・建材卸商社、設備販売店、ホームセンター、研究機関）が、
相互間での技術提供や課題共有、情報交換を行なっています。
安心・安全な知識・技術力を等しく持つことで、消費者に適正な普及を目指しています。

実証試験外壁や無落雪屋根などに対応するさまざまな実証試験を行っています。

普及活動北海道や書く市町村の自治体など公共団体のさまざまなイベントに参加し、普及活動を行っています。

北海道エコエネルギー技術協会では、協会会員を募集しております。

※入会に際しましては、理事会の承認が必要となります。当協会会員2社の推薦及び当協会の目的及び活動内容を確認して、ご理解いただいた上で 申込みいただき、審査会にて企業審査を行ないます。資格審査申込書には、会社案内または業務内容のわかる資料及び建設業者登録番号等の資料も 添付していただきます。

※当協会の活動内容または当協会関係者に対して不利益を与えるような行為は資格喪失または、除名の対象となりかねますので、当協会の目的及び 内容を理解した上でのご入会を心からお待ちしております。