北海道エコエネルギー技術協会

pvレールとは

無落雪屋根の住宅にお住まいの方に朗報です!!

積雪寒冷な北海道の無落雪屋根に安心安全な太陽光パネルを!!

築20年を過ぎて「屋根の雨漏りも心配だし、そろそろ葺き替えを考えないと」と思っている方、
北海道の無落雪屋根(スノーダクト屋根)でも安心して太陽光発電システムを載せることができる施工方法が誕生しました。
北海道特有の無落雪屋根に太陽光発電システムを載せる場合、今までは屋根の板金に穴を開ける工法が主流だったため、
雨漏りの心配がありました。冬期間の雪による結氷やスガモリの問題も発生します。
一般社団法人北海道エコエネルギー技術協会は、無落雪屋根に安心して設置できるとともに、設置後には太陽光パネルを解体
することなく屋根の葺き替えやメンテナンスができる「エコエネPVレール」を利用した「北海道エコエネ工法」を開発しました。

北海道の屋根に太陽光発電システムを安心・安全に取り付けるには、屋根の防水施工に対する専門的な知識や能力が必要です

北海道内の太陽光発電の導入状況

施工手順について

冬期間の降雪や太陽光パネル・架台の重さで、家が傷む心配がありません。
また、太陽光発電システムを取り外さずに、屋根の葺き替えが可能となっています。

既存の建物の場合

1既存板金のハゼを切る。(周囲の除雪・清掃など)

2既存板金・ルーフィングを立ち上げる。

新築の建物の場合

3FD板を切り取る。

4補強架台を母屋に取り付ける。

5補強架台をゴムアスルーフィングで包む。

6補強架台をガルバリウム銅板で包む。

【エコエネPVレール完成】

7完成した「北海道エコエネPVレール」へ支持金具を介してベースレールを取り付ける。

8太陽光発電システムを取り付ける。

施工手順

葺替えの手順

※エコエネPVレールの施工及び葺き替えは「認定施工士」でなければ出来ません。

設置ルール

無落雪屋根は、住宅により樋(スノーレーン)の長さや向きが様々なため、樋の方向により、
PVレールの長さや太陽光パネル設置のための架台の金額が変わります。必ず図面と、現地の確認が必要です。

エコエネPVレール標準プラン

この工法のメリットと留意点

一般法人北海道エコエネ技術協会広報文書より

エコエネPVレール標準プラン

太陽光発電システムを設置したことによる取り付け箇所からの雨漏りの心配が解消されます。
屋根のメンテナンスや葺き替えが、太陽光発電システムを撤去しなくても行えます。
エコエネPVレール工法はJ-PEC/平成25年度住宅太陽光発電システム導入支援補助金のシステム導入支援補助金のシステム価格控除対象となります。
エコエネPVレールは、レール自体を母屋と呼ばれる構造部材に止めるため、架台の重さで屋根が壊れる心配がありません。

既存住宅におけるリフォーム瑕疵担保の施工ガイドラインを基準としています。
エコエネPVレールは、北海道における無落雪屋根の上に太陽光発電システムを設置した歳の防水基準をクリアして3条申請として許可されています。
そのため施工できる基準建物は、昭和56年6月以降の新耐震基準の住宅が対象です。
無落雪屋根に太陽光発電システムをつけて、リフォーム瑕疵担保に加入することが可能です。詳しくは保険会社へお問い合わせください。

無落雪屋根に太陽光発電システムを設置した場合の留意点

エコエネPVレール施工軒数が増加傾向であり、それに伴い施工住宅での雨漏り、スガ漏れの報告も一部入手しております。
しかし、エコエネPVレール施工箇所からの漏れは確認されておりません。
おそらく、板金の経年劣化によるものや、大雪による影響などが推測されます。

エコエネPVレールは、北海道特有の無落雪屋根への太陽光発電システムを搭載するための無落雪屋根補強工事です。

本工事は屋根全体を改修する工事ではありませんので、無落雪屋根の経年劣化による屋根寿命を保証するものではありません。
無落雪屋根は「蟻掛け」「平成ルーフ」「フラットルーフ」等さまざまな工法があります。太陽光発電システム設置前と設置後では、住宅毎で屋根面への 積雪状況に変化がありませんので、無落雪屋根の基本性能も工法及び屋根の状況等を含め太陽光発電システムを取り付ける販売店と相談のうえ、設置してください。
無落雪屋根の住宅において、2階リビングや吹抜け、小屋裏に暖房ダクト設置がされている場合等、屋根もしくは天井の断熱性能と屋根面への積雪量及び積雪位置の
バランスにより、屋根の基本性能が変化する場合があります。
太陽光発電システムを取り付ける販売店様と相談のうえ設置してください。ご理解のほどお願い致します。

2013年3月8日
一般社団法人 北海道エコエネルギー技術協会 事務局

エコエネPVレール施工士・監理士

一般社団法人北海道エコエネルギー技術協会は、積雪寒冷な北海道に特有な無落雪屋根の住宅に対して、太陽光発電システムを最適に設置する
技術者を養成・育成するため「北海道エコエネPVレール施工士・監理士」講習会を実施しています。
当協会が作成した「多積雪地域における住宅用太陽光発電システムの施工ガイドライン」を基に、専用の研修施設を活用して、座学講習と 実技研修を行ない、終了後に受講者に安心施工のライセンスとなる「終了証」を発行しています。
※一般社団法人北海道エコエネルギー技術協会では、「北海道エコエネPVレール施工士・監理士」講習会を随時開催しております。詳しくは同協会事務局にお問い合わせください。

エコエネPVレールの定義

(社)北海道エコエネルギー技術協会の「エコエネPVレール施工士講習会」を受講した者が、同協会の施工ガイドラインに基づき製作したものです。内容をまねて、「北海道エコエネPVレール施工士」以外の者が施工したものがありますが、リフォーム瑕疵担保責任者保険等に加入することができません。

入会希望の方はコチラ